2017年6月21日水曜日

IoT水耕栽培機「foop」を用いて実験開始(6〜7日目)

IoT水耕栽培機「foop」での初期実験6〜7日目

今日のIoT水耕栽培機「foop」を用いての実験について、朝・昼・夕方の3回で撮影を行なった写真を以下の図1〜3にそれぞれを記載する。

図1. 朝のfoop内の状態

図2. 昼のfoop内の状態

図3. 夕方のfoop内の状態

また、本日の計測データは、以下の通りである。


2017/6/21(水)
6日目 7日目
foop外気温 25.8℃ 24.1℃ 24.6℃
foop外湿度 64.6%rH 66.3%rH 65.4%rH
foop内気温 26.5℃ 24.9℃ 25.4℃
foop内湿度 62.1%rH 62.9%rH 62.2%rH
CO2濃度 431ppm 417ppm 524ppm
構外照明 556lux 485lux 648lux
水位 High High High
ポンプ On Off On
LED出力 100% 100% 100%
左側ファン出力 60% 60% 60%
右側ファン出力 60% 60% 60%
アクリルカバー Closed Closed Closed
育成モード ぐんぐんモード ぐんぐんモード ぐんぐんモード

(考察)
・以下の図4より、野菜の個体差がはっきりと現れているのがわかる。これに対して、まだ間引きの通知がアプリからきていないがそろそろ間引きするタイミングではないかと考える。しかし、今回は初期実験ということもあり、様子見をすることにする。

図4. foop内の様子

・以下の図5より、1部葉が枯れてきている場所がある。このことについて、間引きをするタイミングが遅くなると、養分が行き渡らず、枯れてきてしまうのではないかと考えられる。また、可能性は低いが、病気等の問題も考慮しなければならないと考えるので、引き続き調査を行なっていこうと思う。

図5. foop内の農作物

・ポンプが、本日は朝と夜の2回作動している。このことについて、観測時間以外にポンプが作動しているかもしれないが、最近私が観察するたびにポンプが作動しているように感じるので、日々野菜が成長し、頻繁にポンプで水の中の空気を循環させなければ、アオコなどの問題が生じてくるではないかと考えられる。また、IoT水耕栽培機「foop」内の気温や湿度と関連付けて、計算することにより、アオコが発生する確率を抑えているのではないかと考えられる。また、何分おきにポンプが作動しているかについて考えるなどのポンプ作動の際の条件についても考察していこうと思う。

(一言コメント)
・野菜が枯れている部分が少し見つかって、少し悲しい気持ちになっているが、これ以上枯らさないように、農作物たちを管理していこうと思います!!
・植物も今日が夏至ということで、少し暑さに困っているかと思われるので、しっかり対策していこうと思います!!

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ブログ作成にあたって一言

初めまして 北九州市立大学情報メディア工学科の 永原研究室 に所属している長野 陸です。 現在、私は  永原 正章  教授のご指導のもと、日々勉学に励み、自動制御と人工知能の研究を行うことにより、農業での問題や人間を含めた地球全体での生態系に起こる環境問題の解決に取り...