2017年6月18日日曜日

IoT水耕栽培機「foop」を用いて実験開始(3〜4日目)

IoT水耕栽培機「foop」での初期実験3〜4日目

今日のIoT水耕栽培機「foop」を用いての実験について、朝・昼・夕方の3回で撮影を行なった写真を以下の図1〜3にそれぞれを記載する。

図1. 朝のfoop内の状態

図2. 昼のfoop内の状態

図3. 夜のfoop内の状態

また、本日の計測データは、以下の通りである。


2017/6/18(日)
3日目 4日目
foop外気温 26.2℃ 27.3℃ 25.6℃
foop外湿度 56.6%rH 55.9%rH 62.8%rH
foop内気温 26.8℃ 28.1℃ 26.4℃
foop内湿度 55%rH 53.7%rH 60.2%rH
CO2濃度 462ppm 440ppm 453ppm
構外照明 244lux 709lux 676lux
水位 High High High
ポンプ Off Off Off
LED出力 93% 100% 100%
左側ファン出力 60% 60% 60%
右側ファン出力 60% 60% 60%
アクリルカバー Closed Closed Closed
育成モード ぐんぐんモード ぐんぐんモード ぐんぐんモード

(考察)
・foop外気温が昼が一番高い。このことについて、昼間が一番気温が高くなることと関係している。また、日曜日ということもあり、研究室に誰もいなかったためだと考えられる。
・ポンプが本日は作動していない。このことについて、観測時間以外にポンプが作動しているかもしれないが、IoT水耕栽培機「foop」内の水を昨日巡回させたばかりであり、水の中の空気の循環を行う必要がないためだと考えられる。
・構外照明が昼の方が値が大きかったのは、研究室の電気をつけていなかったため、太陽光がIoT水耕栽培機「foop」に当たっていたからだと考えられる。
・LED出力が93%となっているのは、構外照明が244luxという低い値を出力しているので、人間が近くにいても迷惑にならないように、自動的に照度を合わせているのではないかと考えられる。
・以下の図4から図6からわかるように、栽培トレイの奥の右から1番目と3番目は、種をスポンジの奥まで入れすぎたのが原因で、1部のみ芽が生えていない部分があった。

図4. 朝の栽培トレイ内の状態(右から1番目と3番目に注目)

図5. 昼の栽培トレイ内の状態(右から1番目と3番目に注目)

図6. 右から1番目の拡大画像

したがって、以下の図7のように、つまようじを用いて少し種をスポンジから出すことにより、成長を促進させた。
図7. スポンジから種を取り出す

このことより、スポンジに種を入れすぎると種が育たないので、場合によって、つまようじなどで種を取り出してあげないといけないことがわかった。

(一言コメント)
・IoT水耕栽培機「foop」を用いての実験は今の所順調なので、この調子で頑張っていきたいと思います!!

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ブログ作成にあたって一言

初めまして 北九州市立大学情報メディア工学科の 永原研究室 に所属している長野 陸です。 現在、私は  永原 正章  教授のご指導のもと、日々勉学に励み、自動制御と人工知能の研究を行うことにより、農業での問題や人間を含めた地球全体での生態系に起こる環境問題の解決に取り...