2017年6月20日火曜日

IoT水耕栽培機「foop」を用いて実験開始(5〜6日目)

IoT水耕栽培機「foop」での初期実験5〜6日目

今日のIoT水耕栽培機「foop」を用いての実験について、朝・昼・夕方の3回で撮影を行なった写真を以下の図1〜3にそれぞれを記載する。

図1. 朝のfoop内の状態

図2. 昼のfoop内の状態

図3. 夕方のfoop内の状態

また、本日の計測データは、以下の通りである。


2017/6/20(火)
5日目 6日目
foop外気温 27.7℃ 28.5℃ 27.9℃
foop外湿度 55.7%rH 54.8%rH 59.6%rH
foop内気温 28.4℃ 29.1℃ 28.6℃
foop内湿度 53.6%rH 52.8%rH 56.8%rH
CO2濃度 539ppm 488ppm 582ppm
構外照明 626lux 518lux 378lux
水位 High High High
ポンプ Off On On
LED出力 100% 100% 100%
左側ファン出力 60% 60% 60%
右側ファン出力 60% 60% 60%
アクリルカバー Closed Closed Closed
育成モード ぐんぐんモード ぐんぐんモード ぐんぐんモード



(考察)
・foop外気温が昼が一番高い。このことについて、昼間が一番気温が高くなることと関係していると考えられる。(空調を行なっていなかったため)

・ポンプが、本日は昼と夜の2回作動している。このことについて、観測時間以外にポンプが作動しているかもしれないが、最近私が観察するたびにポンプが作動しているように感じるので、日々野菜が成長し、頻繁にポンプで水の中の空気を循環させなければ、アオコなどの問題が生じてくるではないかと考えられる。また、IoT水耕栽培機「foop」内の気温や湿度と関連付けて、計算することにより、アオコが発生する確率を抑えているのではないかと考えられる。

・CO2濃度について、これまでの変化量を見ると、500ppm前後の値を出力しているので、現段階の葉の量では、この程度だということがわかった。よって、成長するにあたって、葉の量が増えていくと思うが、それに伴って、どのように増えていくのかを考察していこうと思う。

研究室の先輩からの連絡より、IoT水耕栽培機「foop」内に設置してあるLEDは常に点灯しておらず、以下の図4のように、消灯していることもあるということがわかった。

図4. IoT水耕栽培機「foop」の消灯時

このことについて、IoT水耕栽培機「foop」に搭載されている構外照明の数値の度合いにより、LEDの光量が調節しているかもしれないが、「foop」は、IoTをの技術を用いて、Wi-Fiにつなぐことで、インターネットと同期している。よって、IoT水耕栽培機「foop」は、時間という情報について、インターネットを用いて同期しているのではないかと考えられる。

(一言コメント)
・本日も順調に野菜はIoT水耕栽培機「foop」内で順調に育っており、完成した野菜を食べるのが早くも楽しみです!!

また、今回のブログの記事で一番驚いたことは、IoT水耕栽培機「foop」は、LEDが点灯した後、消えずに点灯し続けず、時間や環境に応じて、LEDを自動で消灯しているということです。このことについて、気づくことができたのは、先輩が研究室に在室している時に、IoT水耕栽培機「foop」に目を向けてくれていたためだと思います。ですので、自分の研究は、いろんな人に支えられることによって成り立っているということを忘れずに、日々の研究に取り組んでいこうと思います!!ありがとうございました!

<参考文献>
・研究室の先輩のブログ
http://acailab-yoshitomi.hatenadiary.com/

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ブログ作成にあたって一言

初めまして 北九州市立大学情報メディア工学科の 永原研究室 に所属している長野 陸です。 現在、私は  永原 正章  教授のご指導のもと、日々勉学に励み、自動制御と人工知能の研究を行うことにより、農業での問題や人間を含めた地球全体での生態系に起こる環境問題の解決に取り...