今回行う初期実験の目的は、以下の通りである。
- IoT水耕栽培機「foop」の取り扱い方や農作物の育て方を実際に体験し、どのような機器なのかということを理解する。
- IoT水耕栽培機「foop」を用いて農作物を育てることによっての利点や欠点を考察する
- 実際に、実験を行うことによって、「農業とは何か?」というものを考えて、問題点や改善点を考える。
- 卒業研究のテーマである「IoTを用いたデザイン農業」と結びつけて、卒業研究でどのような発表を行うかを明確にすること
まず初めに、以下の図1で示した2枚の説明書を参考にIoT水耕栽培機「foop」の農作物を作るにあたっての環境作りを行うものとする。
図1. IoT水耕栽培機「foop」
したがって、以下の図2のように、まずは、IoT水耕栽培機「foop」の栽培トレイ内の「水位ここまで」という表示まで水を入れた(水の量は約4Lである)
図2. 栽培トレイ内の水位
次に、上記で示した栽培トレイ内に、以下の図3で示した液体培養液を入れて、図4のように、溶液を作る。(ここで、液体培養液は、1Lにつき5mL計り水とかき混ぜて使用する。したがって、今回は、4Lの水を使用しているので、20mL使用した。)
図3. 液体培養液
図4. 溶液の作成
したがって、ここまでの段階で、溶液が完成したので、以下の図5のように、栽培プレートを栽培トレイにセットする。
図5. 栽培プレートの設置
次に、以下の図6のような栽培に用いるスボンジを栽培カップに差し込み栽培プレートに設置する。
図6. 栽培に用いるスボンジ
よって、この作業を行うにあたって、スポンジに水を十分含ませないといけないので、以下の図7のように、スポンジに水を含ませて、以下の図8のように設置した。
図7. スポンジに水を含ませる
図8. スポンジの栽培カップへの設置
したがって、以上のような、スポンジを栽培カップへ設置する作業を何回も繰り返して、以下の図9のように、IoT水耕栽培機「foop」の栽培プレート上に栽培カップを設置する。ここで、栽培プレート上の全ての場所にスポンジを設置していないのは、間をあけることによって、栄養がそれぞれに行きやすくしているためである。
図9. 栽培プレート上に栽培カップを設置
次に、栽培する野菜を決めて、IoT水耕栽培機「foop」のアプリ上で栽培する野菜を選択する。
今回の自分の実験では、以下の図10のようなサラダミックス(ベビーリーフ)を選択したので、アプリ上では、図11のように、葉物野菜を選択した。
図10. サラダミックス(ベビーリーフ)
図11. 葉物野菜
したがって、以下の図12のように、栽培カップ内に種を植えていくが、ここでポイントなのが、図13の説明書の書かれているように、栽培スポンジの中に種を植えていくことである。
図12. 種植え
図13. 種植えの注意点
ここで、図13から、ベビーリーフを育てる際に、種は、1箇所に5〜10個植えていくと書いているが、今回は、5
したがって、以下の図14のように、種植えの作業を何回も繰り返すことによって、IoT水耕栽培機「foop」の農作物を作るにあたっての環境作りを行なった。
図14. 種植え完成
このことより、以下の図15のように、IoT水耕栽培機「foop」に栽培トレイを設置することにより、農作物を作るにあたっての環境作りを完成することができる。
図15. IoT水耕栽培機「foop」栽培開始
以上のことより、IoT水耕栽培機「foop」を用いて実験を行なっていく。
このことについて、IoT水耕栽培機「foop」を用いて実験を行うにあたって、以下のような機能があるので、以下のデータを毎日、朝・昼・夕方に計測を行なっていこうと思う。
- foop外気温
- foop外湿度
- foop内気温
- foop内湿度
- CO2濃度
- CO2濃度
- 構外照明
- 水位
- ポンプ
- LED出力
- 左側ファン出力
- 右側ファン出力
- アクリルカバーの開閉状態
- 育成モード
したがって、実験初日の計測データは以下の通りである。
2017/6/14(水) | |
0日目 | |
夜 | |
foop外気温 | 26.5℃ |
foop外湿度 | 47.4%rH |
foop内気温 | 26.4℃ |
foop内湿度 | 47.7%rH |
CO2濃度 | 546ppm |
構外照明 | 914lux |
水位 | High |
ポンプ | Off |
LED出力 | 0% |
左側ファン出力 | 60% |
右側ファン出力 | 60% |
アクリルカバー | Closed |
育成モード | ぐんぐんモード |
(考察)
・実験開始したばかりで変化はないが、開始直前は、LEDの出力が0%であることがわかった。このことについて、発芽するまでは、植物は光を欲していないためだと考えられる。
・育成モードについて、ぐんぐんモードとしているのは、初期実験のため、なるべく早く実験を行い、データを整理するためである。
(一言コメント)
これから育てるベビーリーフに愛着が湧いてきたので、真心込めて育てていこうと思う!!
0 件のコメント:
コメントを投稿